甲子園と高校野球の思い出
こんにちは、お元気様マスターです。今日は、夕日が沈む前の美しい時間にお届けします。ちょうど今、夏の高校野球・甲子園が開催されていますね。
先日、甲子園の試合を観ていたとき、あるチームの2年生が負けた悔しさに泣き崩れている姿が映し出されました。その様子を3年生が慰めている光景を見て、私も高校野球をしていた頃の記憶が蘇ってきました。
2年生の涙の理由
試合に負けて涙するのは、3年生にとっては「これで高校野球が終わる」という悔しさや寂しさが大きいでしょう。しかし、2年生が号泣している姿を見て、彼らの涙の理由がよく分かる気がしました。
私自身も高校時代に野球部に所属し、甲子園を目指していました。残念ながら出場は叶いませんでしたが、2年生の時に迎えた地方大会の敗退は、今でも鮮明に覚えています。試合に負けたことはもちろん悔しかったですが、それ以上に、「一緒に戦ってきた3年生ともう野球ができなくなる」という事実が、本当に悲しかったのです。
先輩との絆
高校野球は、単なるスポーツではなく、仲間と過ごす時間そのものが特別なものです。特に、1年間ずっと一緒に練習し、励まし合い、時には厳しく指導された先輩との時間はかけがえのないもの。
私が1年生のとき、3年生の先輩方が引退すると新チームが結成され、そこから本格的に2年生と一緒に練習を重ねていきました。最初は厳しい上下関係もありましたが、次第に強い絆が生まれ、目標に向かって全力で挑む日々が続きました。
そのため、2年生のときに3年生の引退が決まった瞬間、「これで終わりなんだ」と実感し、涙が止まりませんでした。
先輩から学んだこと
特に印象に残っているのは、当時のキャプテンから教わった教訓の数々です。例えば、1年生は誰よりも早くグラウンドに出なければならず、昼食の時間さえ満足に取れないこともありました。そんな中、キャプテンが言った言葉は今でも心に残っています。
「弁当は小さくしてもらえ。どうせゆっくり食べる時間はないんだから、少しでも完食した方が気持ちがスッキリする。」
この言葉は、単なる食事の話ではなく、「やるべきことを最後までやり遂げる」大切さを教えてくれたように思います。
また、そのキャプテンは短距離走は遅いのに、10kmのマラソンでは上位に入るほどの粘り強さを持っていました。「短距離のスピードで10kmを走りきる気合があれば何でもできる」と語り、実際にそれを体現していました。
高校野球が教えてくれたこと
私が高校野球を通じて学んだこと、それは「気合」でした。
「気合でヒットが生まれる。」 「気合で出塁できる。」 「気合で試合をひっくり返せる。」
一見、根性論のように聞こえるかもしれませんが、高校野球の世界では本当にそういう瞬間があるのです。全力で向き合うからこそ、結果が生まれることもあります。
あの頃の経験が、今の私の考え方や姿勢にも影響を与えていると感じます。
甲子園を観ながら思うこと
現在も甲子園では熱戦が繰り広げられています。負けて涙を流す選手たちの姿を見て、「その涙の裏にある思い」は、経験した者にしか分からないものかもしれません。
彼らがこれからどんな道を進むのかは分かりませんが、きっとこの経験は人生の糧になるはずです。私自身も、今振り返れば、高校野球で学んだことが、今の自分を支えてくれていると実感しています。
今日は、そんな高校野球の思い出についてお話ししました。
それでは、またお会いしましょう!
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