夕暮れ時、甲子園の試合を見ながらふと、あることを思い出しました。
それは、試合に負けた高校野球部の2年生が号泣していたシーンを見た時でした。
最後の夏、試合に負けた3年生が涙を流すのは当然かもしれませんが、
号泣していたのは2年生。
でもその涙の理由が、とても分かる気がしたのです。
私の高校時代と重なる感情
実は、私も高校野球をやって甲子園を目指していました。
日々練習に励みましたが、残念ながらその夢は叶いませんでした。
しかし、2年生の時に同じように、最後の試合で号泣した経験があります。
あの時、私が泣いたのは、単に試合に負けた悔しさだけではありませんでした。
一緒に汗を流し、共に戦ってきた3年生との別れが、異常に寂しくなったのです。
もう一緒に野球ができないんだって。
3年生との絆と、学び
高校野球部では、先輩後輩の関係は厳しく、結構きついこともありました。
しかし、同時に、深い信頼関係も築かれていました。
特に、3年生のキャプテンからは、たくさんのことを学びました。
特に印象に残っているのは、「弁当は小さく作ってもらえ」というものでした。
それは、先輩たちより速くグランドに出ないといけないため、
ゆっくりお弁当を食べる時間はない。
大きな弁当だったら食べきることができず、
弁当を残すという心の隙を作ってしまう。
だから、小さいお弁当を食べきって、
練習に臨むその心の状態が大事なんだと。
気合で乗り越える
また、「気合でどうにでもなる」という言葉も教わりました。
その先輩は、短距離は苦手でしたが、長距離では学校内でも上位で走るような人でした。
50mを全力疾走で走るようなスピードで、10㎞を走り切ってしまうような先輩でした。
「10㎞くらい気合いだけで、走り切れるやろ」
気合で何でもできる。
そんなことを学びました。
まとめ:青春の輝き
高校野球は、ぼくの青春でした。
高校野球で得た経験は、私の人生においてかけがえのない宝物です。
甲子園の2年生の涙を通して、私は改めて、高校野球の素晴らしさを思い出し、そして青春の輝きを感じました。
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