当たりくじを引くための裏技
こんにちは、マスターです。
今日は「当たりくじを引くための裏技」についてお話ししたいと思います。
インドでの学びとお店のスタート
私は現在、タイ古式マッサージのお店を経営していますが、その始まりはインドでの経験でした。
当時、私は妻と3歳の娘を連れてインドに滞在し、偶然にもオイルマッサージを学ぶ機会を得ました。そして、日本に帰国後、「これを仕事にしよう」と決意したのです。
正確には、仕事にしようというよりも「それしか選択肢がなかった」というのが正直なところでした。当時はまだオイルマッサージの認知度も低く、それが仕事になるとは思えなかったのですが、挑戦するしかありませんでした。
賃貸探しの苦労と最初の店舗
いざ開業しようと思ったものの、店舗を借りる資金がありませんでした。インドから帰国したばかりで貯金も少なく、家賃10万円の店舗を借りるのは現実的ではありません。
そこで思いついたのが「自宅の一室で営業する」というアイデアでした。今では当たり前のスタイルですが、当時は「住居で営業するのは許されない」と考えられており、貸してくれる物件を探すのに苦労しました。
さらに、当時はオウム真理教の影響もあり、「インド帰りの人間」に対する世間の目も厳しく、なかなか物件を借りられませんでした。しかし、ようやく「住居兼店舗」として使える3LDK・6万円の物件を見つけることができ、営業をスタートさせました。
県営住宅の抽選に申し込む
開業から1年ほど経った頃、県が格安で貸し出す「県営住宅」の募集を見つけました。家賃は約2万円。今住んでいる店舗兼自宅では息が詰まることもあり、なんとなく申し込んでみることにしました。
しかし、県営住宅は非常に人気が高く、50組以上の応募者が殺到していました。しかも、当選するのは3組のみ。
会場では、
「もう5回目の応募です」 「私は10回目だけど、まだ当たってません」
と話す人たちが大勢いました。
そんな中、私は初めての応募。
「こんなに苦労している人がいるなら、自分なんか当たらなくてもいいかな」
と思っていましたが、いざ順番が近づくと、「やっぱり当たりたい!」という気持ちが湧いてきました。
右手に命じる!
抽選方法は、長い割り箸のような棒を引く形式。棒の下には番号が書かれており、「1・2・3」のどれかを引いた人が当選する仕組みでした。
私の番が近づくにつれ、残りの当たりは2本。
「どうしても当たりを引きたい!」
そう思った私は、ふと閃きました。
「引くのは頭じゃない、右手だ。ならば、右手に命じればいい!」
目の前に右手を出し、心の中でこう言いました。
「右手よ、当たりを引いてこい!」
そして、くじを引くと……
見事に「2番」の当たりを引きました!
当たりを引いた先に待っていたもの
こうして県営住宅に引っ越すことができました。
その後、
- 住居と店舗を分けたことで、よりビジネスに集中できる環境が整った
- さらに良い立地の店舗へ移転するきっかけが生まれた
というように、人生の大きな分岐点となりました。
もし、あの時くじに外れていたら、今の私はいなかったかもしれません。
人生の分岐点と直感の大切さ
人生には、こうした「分岐点」となる瞬間がいくつもあります。そして、その瞬間に大切なのは「直感」を信じること。
今回の出来事を通して、私は「右手が導いてくれた」と本気で思っています。もちろん、偶然だったのかもしれません。でも、
「自分の中にある力を信じて行動する」
ことが、大きなチャンスを引き寄せるのではないでしょうか。
あなたにも、人生の分岐点となる瞬間があるはずです。
ぜひ、あなたの「人生が変わった分岐点」について、コメント欄で教えてください!
今日もありがとうございました!
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