心が変われば現実が変わる
こんにちは、感謝してます!マスターです。
今回のテーマは「心が変われば現実が変わる」。
この話は、私が運営している厚生労働省認可の職業訓練校「心と体と美のトリニティスクール」での経験をもとにしています。
この学校は、就職が難しい方々に技術を習得してもらい、就職率を向上させることを目的とした訓練校で、ハローワークの紹介で多くの生徒が入校してきます。 2011年、東北大震災の頃に開校し、今では14年目。短くて3〜4ヶ月、長くて半年間の訓練期間の中で、多くの生徒が新しい道を見つけて卒業していきます。
変化する生徒たち
入校当初は、人生に対してマイナスな感情を抱えている生徒も多いですが、卒業する頃には晴れやかな表情になっています。
その中でも特に印象に残っている40代前半の女性のお話を紹介します。
彼女は元々保育士でしたが、年齢が上がるにつれて就職が難しくなり、何度も面接を受けても採用されず、転職を繰り返していました。
「どこも採用してくれなかったせいでここに来ました」
自己紹介でそう語った彼女に、私は言いました。
「今はそう思っているかもしれませんが、卒業する頃には『ここに来たおかげで新しい道が開けました』と言うはずです」
最初は半信半疑の表情でしたが、時間が経つにつれ、彼女の心に変化が起こりました。
自分と向き合う時間
私は生徒たちに、
「この時間は神様からのプレゼント。しっかりと自分と向き合ってください」
と伝えています。
日本の社会では、一度就職すると定年まで同じ仕事を続ける人が多く、立ち止まって自分と向き合う時間を持つことが難しい。
だからこそ、この期間を自分を見つめ直す貴重な時間として過ごしてほしいのです。
彼女も次第に生き生きとした表情に変わり、当初はボディケアの道に進むつもりでしたが、卒業間近になったある日、私のところに来て言いました。
「もう一度保育士に挑戦したいんです。やり残したことがあると気づきました。」
変わった現実
訓練校に入る前、彼女はレベルを下げて保育園の面接を受けてもことごとく不採用でした。
しかし、今回は希望する3つの保育園に応募。その中には「手が届かない」と思っていた園も含まれていました。
結果は、3つすべて合格。
以前はレベルを下げても採用されなかったのに、今回は最高の環境の園にまで合格したのです。
彼女の心が変わり、表情が明るくなったことで、面接官にも「この人と働きたい!」と思わせる力が生まれたのでしょう。
「保育園を落とされたおかげで、この訓練校に来られた。そして、自分と向き合う時間を持てたことが、本当に幸せだった。」
そう彼女は語りました。
まとめ
心が変われば、現実が変わる。
私も日々、こうした生徒たちと関われることに感謝しています。
また次回も、皆さんの人生に役立つお話をしていきます。
ありがとうございました!
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