「父親としての役目」

父親としての役目:子育てと感謝の思い

人生には様々な役割がありますが、特に親としての役目は深い意味を持ちます。今日は、私が父親として過ごしてきた15年間を振り返りながら、子育ての中で学んだことや感じたことをお話ししたいと思います。

息子が中学校を卒業し、県外の学校へ進学することになりました。これからは家を離れて一人で生活を始めることになります。これを機に、これまでの子育てを振り返りながら、父親としての役目について考えました。

子育てに正解はない

子育てには「正解」や「間違い」がないと私は思っています。子どもも一人一人異なり、親の育て方もそれぞれです。私が子育てをしていく中で大切にしていたのは、息子が持って生まれた「種」を大事に育てることです。ある本に書かれていた言葉が印象に残っており、それは「子どもをどのように育てるかではなく、その子が持っている性格や資質を尊重し、愛情を持って見守ることが大切だ」というものでした。

息子は小さい頃からレゴブロックやプラレールが大好きなインドア派で、私は外でのスポーツが好きなアウトドア派だったので、性格的には正反対でした。しかし、無理に変えようとはせず、そのままの息子を温かく見守ってきました。

息子の成長と困難へのサポート

息子が小学校に上がると、運動が苦手で運動会ではいつもビリでした。友達にバカにされることもあり、次第に自信を失っていったようです。その姿を見て、私は何か手助けできないかと考え、運動を一緒に始めることにしました。最初は自転車も乗れなかった息子ですが、少しずつ練習を重ね、運動会では自分より早く走ることができるようになり、その自信を取り戻しました。

その後、息子は陸上部に入り、成績も向上。彼は自分の限界を超える力を持っていることに気付き、心身ともに成長していきました。私も一緒に山登りやDIYを通じて、父親として伝えたいことを少しずつ伝えていきました。

困ったときには手を差し伸べる

子育てで一番大事だと思うのは、子どもが困っている時に手を差し伸べることです。最初はただ温かく見守ることが大事だと思っていましたが、困ったときには力になってあげることが父親としての役目だと感じるようになりました。

また、映画『フィールド・オブ・ドリームズ』のように、父親と息子がキャッチボールをするシーンが心に響くのは、男の子が父親との絆を大切に感じているからだと思います。私も息子との時間を大切にし、これからも困った時には力になっていきたいと思っています。

親離れと感謝

息子が県外で生活を始めると、親子の絆が切れるわけではなく、どんな時でも助け合っていける関係でありたいと思っています。この15年間、息子と過ごすことができたことは、私にとって大きなプレゼントでした。親として子どもを育てる中で、実は自分が多くのことを学び、成長させてもらったと感じています。

これからも、親として、そして一人の人間として、息子と共に歩んでいけることに感謝しています。

最後に、息子に心から「ありがとう」と伝えたいと思います。

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