希望校への道が閉ざされた息子へかけた言葉

希望する高校に行けなかった息子へかけた言葉

皆さん、こんにちは。人生はうまくいくようになっている、そして「どうせうまくいく」そんな話をしていきたいと思います。

今回のテーマは「希望する高校に行けなかった息子へかけた言葉」です。

息子の夢と進路の選択

私の息子は現在、中学3年生で、4月から高校生になります。彼が目指していたのは、普通の高校ではなく、工業専門学校、いわゆる高専でした。

小さい頃からレゴやプラレールが大好きで、暇さえあればロボットを組み立てて遊んでいました。その姿を見て、私は「本当に好きなんだな」と感じていました。彼の才能を活かす場として、高専はまさにピッタリの環境だと思っていました。

全国には多くの高専がありますが、地元の宮崎高専には学びたい学科がなく、県外の高専を視野に入れることに。昨年の夏、いくつかの高専のオープンキャンパスに行き、その中で「N高専」が一番気に入ったようでした。

まさかの推薦基準未達

高専への進学には「推薦入試」と「一般入試」の2つの方法があります。息子は推薦で受験したいと考え、学校に推薦をお願いしました。しかし、推薦を受けるためには通知表の9科目合計が36点以上必要だったのですが、彼の成績は35点。わずか1点足りず、推薦をもらうことができませんでした。

推薦がもらえなかったことで、彼は悩みました。一般入試は学力レベルが高く、合格の可能性が低いと言われていました。「推薦で受けられる他の高専を探した方がいいのでは?」という選択肢もありましたが、彼はどうしてもN高専に行きたかったのです。

1点のドラマ

そんな息子に私はこう言いました。

「1点足りなかったということは、お前にとっての『1点のドラマ』なんだよ。」

「これは、努力が足りなかったわけじゃない。お前にとってもっと良い道があるから、この1点が足りなかったんだと思う。人生は長い目で見れば、必ずうまくいくようになっている。この道が閉ざされたということは、お前にとって最高の未来が用意されている証拠だよ。」

息子は悩みながらも、別の道を模索することにしました。そして、推薦で受験可能な「K高専」を目指すことを決めたのです。

K高専への挑戦と試練

K高専は推薦を出してもらえたものの、なんと推薦入試の倍率は2.5倍という狭き門。それでも、息子は面接や小論文の対策に全力で取り組みました。何度も練習を重ね、質問に対する答えを考え、試験当日に備えました。

結果は見事合格。

彼はN高専ではなく、K高専に進学することになりました。

運命の導き

ところが、後になって驚くべき事実が分かりました。

もし一般入試でN高専を受けていたら、合格していた可能性が高かったのです。受験者数が予想よりも少なく、実際の合格ラインは息子が想定していたよりも低かったのです。

しかし、私はこの結果をこう捉えました。

「やっぱり運命は最初から決まっていたんだよ。」

1点足りなかったことがきっかけで、息子は新しい道を見つけました。結果的に、彼にとって本当に必要な場所へと導かれたのです。

未来へのエール

息子は4月から県外のK高専へ進学します。家を離れるのは寂しいですが、彼の成長を楽しみにしています。

「人生は結局、うまくいくようになっている。どうせうまくいく。」

希望通りの道ではなかったけれど、それこそが最高の道。

これからも息子には、自分の道を信じて突き進んでほしいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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