「24時間好きなことをして生きていきたい」そう誓ったあの日

24時間、自分の意思で生きると決めた日

誰だって、自分の意思で生きていきたいと思っているはずです。そして、そのチャンスは誰にでも訪れると私は信じています。でも、そのチャンスを掴むためには、まず「自分はこう生きたい」と決意すること。それが第一歩になるのではないでしょうか。

今日は、私が「24時間、自分の好きなことをして生きていきたい」と強く思った日のことをお話しします。


あれは、私が30歳になる少し前のことでした。当時、私は送電線を建てる仕事をしていて、出張が多い生活を送っていました。でもその時期は珍しく、地元の会社に通う日々。宮崎は車社会ですが、私はなぜか自転車で通勤していました。片道5km、30分ほどの道のりを風を切って走るのが心地よく、車では味わえない楽しさがありました。雨の日もカッパを着て走るのが、なんだか特別な時間のように感じていました。

そんなある日、自転車をこぎながら考えていたんです。

「次の休み、何しようかな?」

パチンコに行こうか、温泉に行こうか、そんなことを楽しみにしている自分がいました。そして、その考えがどんどんエスカレートしていったのです。

「今度の長期休暇はどうしよう?」 「沖縄旅行にでも行こうかな?」 「定年退職したら何をしよう?」 「生まれ変わったら何をしよう?」

そんなふうに思考がどんどん広がっていき、最後には「生まれ変わったらカナダでログハウスを建てる仕事がしたいな」とまで考えていました。

その瞬間、ハッと気づきました。

「何が ‘生まれ変わったら’ だ?俺、まだ生きてるじゃん!」 「カナダに行ってログハウスを建てる仕事をしたいなら、今からでもできるじゃん!」

それまで私は、次の休みや次の人生を楽しみにする生き方をしていた。でも、それってつまり「今を我慢している」ってことなのではないか?

「今、やりたいことをやればいいじゃないか!」

そう強く思ったのです。


それから数ヶ月後、私は会社を辞めました。自分探しをするチャンスが巡ってきたのです。

仕事自体は楽しかったし、不満があったわけでもありません。でも、やっぱり「休みの日を楽しみにする生き方」には違和感を覚えていたんです。「24時間、自分のやりたいことをして生きていきたい」と心に誓い、新しい人生を模索することにしました。

そして今、私は本当に自分の意思で生きています。

もちろん、自分の好きなことをして生きるというのは、必ずしも「自分のためだけ」に生きることではありません。人を喜ばせることをしたり、人のために行動したりすることも、自分の意思で選んだ生き方なら、それが幸せにつながるのだと思います。

だからこそ、私は信じています。

「誰にでも、24時間を自分の意思で生きるチャンスは訪れる」

大切なのは、そのチャンスが来たときに恐れずに踏み出すこと。そう思って生きていると、きっと人生は好転していくはずです。

もし、あなたも「自分の意思で生きていきたい」と思ったなら、まずは決意すること。そして、その一歩を踏み出してみてください。

また、こんなお話をしたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

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