「マイナスなことがプラスに転じた話」人生は何が幸いするか分からない。

息子と始めたランニングの話

感謝してます、マスターです。今日は宮崎市にある屋内走路に来ています。天気が悪い日や、日差しが強い日には、ここを借りて練習することができるんです。個人でも気軽に利用できて、本当にありがたい場所ですね。今日も息子と一緒に練習しています。せっかくなので、息子と一緒に走るようになったきっかけについてお話ししたいと思います。

運動が苦手だった息子

息子は小さい頃から運動が苦手で、特に走ることが大の苦手でした。どんなに頑張っても、いつも最後。それが当たり前になっていて、「なぜ走るのか」という意識すらなかったように思います。

彼には他にも興味のあることがあったし、無理に走らせる必要もないかなと思っていました。でも、小学校3〜4年生になった頃、少し状況が変わってきたんです。

足が遅いことで、友達にからかわれるようになり、女子にまでバカにされることが増えてきました。彼にとって、それは大きなコンプレックスになり、運動に対してますます消極的になってしまったんです。

コロナ禍でのきっかけ

そんな時、コロナの影響で学校が休校になりました。息子は家でゴロゴロしてゲームばかり。私も在宅時間が増えたので、「一緒に運動してみようか」と声をかけました。すると、特にやることもなかったのか、「いいよ」と返事をしてくれたんです。

実はその前から、「このままではまずいな」と感じることがありました。ある日、川遊びに行った時のことです。地元の子どもたちは大きな岩に登り、迷うことなくジャンプしていました。しかし、息子は岩に登るだけで足がガクガクし、飛び込もうとしても怖がってなかなか飛べませんでした。

私はその様子を見て、「このままだと危ないな」と感じました。宮崎では小学5〜6年生になると山登りの遠足があります。脚力がないと、友達についていくことすらできないかもしれません。

そうした経験が重なり、私は「息子の脚力を鍛えよう」と決意しました。そして、一緒に走ることを始めたのです。

最初は苦戦の連続

最初の頃は、本当に大変でした。もも上げをさせても足が全然上がらないし、指の力も弱くて踏ん張ることができない。体幹もなよなよしていて、走るどころか立ち姿すら不安定でした。

そこで、まずは足の指の力をつけるトレーニングから始め、徐々に太ももや体幹を鍛えるようにしました。時間はかかりましたが、毎日少しずつ続けることで、確実に成長していきました。

変わり始めた息子

一緒に走るうちに、息子の脚力は徐々についてきました。そして、ついに「人並み以上」に走れるようになったんです!

コロナ禍の影響で学校の運動会やリレーは中止になりましたが、以前リレー選手だった子たちと並んで走れるようになったのは大きな成長でした。そして、中学生になる頃には、なんと陸上部に入ることを決意したのです。

運動が大の苦手だった息子が、自ら「走ることが楽しい」と感じるようになったことに、私は本当に感動しました。

コンプレックスが自信に変わる瞬間

今では、息子と一緒に練習できることが私にとっても大きな喜びになっています。かつてコンプレックスだった「足の遅さ」は克服され、彼は今、生き生きと走ることを楽しんでいます。

「もし最初から足が速かったら、この経験はなかったのかもしれない」と思うと、人生は本当に面白いものだと感じます。苦手なことがあるからこそ、努力の価値が分かるし、成長する喜びを味わえるのかもしれません。

まとめ

不得意なことも、努力次第で得意になる可能性があります。息子にとって「走ること」は、かつて一番のコンプレックスでしたが、今では楽しく続けられるものになりました。

今回の経験を通じて、「苦手なことにもチャンスがある」と実感しました。これからの人生でも、「できない」と決めつけず、挑戦し続けていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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